海外の反応

海外の反応-日本語版マリオRPGはポップカルチャーで溢れていたPart.3

Part.2の続きです。

スターカーニィ

この敵のメッセージはファミコンゲーム「さんまの名探偵」からの引用です。このゲームは伝説的な日本のコメディアン「明石家さんま」が主役のゲームです。ご想像の通りコメディーやジョークでいっぱいのゲームとなっております。さんまの名探偵は何かを調べる時に選択するカーソルがカニです。そしてカニカーソルを使うたびに「カニカニどこカニ」というテキストが表示されます。

カメザード

日本版カメザードのメッセージは「ヨッシーアイランド」に基づくメッセージです。ヨッシーアイランドではカメックが赤ん坊のマリオとルイージを誘拐、その後誤ってベイビーマリオを落としてしまいますが、ベイビーマリオ奪還のために奮闘します。英語版翻訳ではヨッシーアイランドとの関連が破壊されています。ヨッシーアイランドとの関連に気づくことなくこの日本語版メッセージの意図を十分に理解することができていません。

ニンジャくん

ニンジャくんのメッセージは昔のアニメ「忍者ハットリくん」からの引用です。日本では忍者がコッソリ忍び寄る時に「ニンニン」言うのは一般的です。それは本当に存在する言葉でもなんでもありません。それは単にニンジャの「ニン」であり「忍んでいる」状態を表しています。ハットリくんはいっつも「ニンニン」言っていますし、実際に彼はアニメシリーズを通してニンニン言わない日はありません。ハットリくんのユニークなフレーズの一つに「ニントモカントモ」があります。「ナントモカントモ」という言葉のハットリくんバージョンです。ニンジャくんとハットリくんの関係性はかなり明確です。彼らはともに忍者であるだけでなく、忍者プラス「くん」なのですから。英語版では「ニントモカントモ」が韻を踏んでるように感じ触発されたのか「Hooo!」と「FOO!」で韻を敢えて踏んだようにも感じます。

メーテルリンク

1981年公開の日本の映画「セーラー服と機関銃」から引用されたメッセージです。問題のセリフは映画のクライマックスにあります。主人公の女の子がライバルたちに機関銃をぶっ放した後、うっとり声で「か・い・か・ん」と言うのです。なぜこのメッセージがメーテルリンクに与えられたのか私にはわかりません。英語版ではこのメッセージは「Sh…sho…shocked!」に代わりました。日本語メッセージの最初の部分「ビビビビ」は電気ショックオンとして解釈できます。それが英語版の「Sh…sho…shocked!」になったのだと私は信じています。

カン

この敵の日本語版メッセージを説明するのは少し大変です。まず敵キャラの名前はカンです。日本語で「カン」は大きな音を鳴らしたりしたときの擬音です。そしてこの敵の姿は命を持ったハンマーなので名前は合っています。1990年代初頭に「KAN」という名前のミュージシャンがいました。彼の歌で信じられないほど人気があった歌が「Ai wa Katsu」なのです。この曲は数百万枚のヒットとなり1990年代初頭の代表的な曲の一つになりました。ゲーム制作者は、KANからAi wa Katsuを引用しカンのメッセージにユーモアとして採用しました。

最後に

私は日本のポップカルチャーの参考文献で埋め尽くされた翻訳に取り組んできました。そしてこの挑戦は私の人生の中で最も困難な挑戦だったと言えるでしょう。そしてマリオRPGの英語版翻訳者が業界で最も困難な課題に直面し、厳しい締め切りと制限のなか作業しなければならず、さらに現代のようにインターネットが無かったという事を忘れてはいけません。グーグルやYoutube、ウィキペディアがある今でさえ、全てを突き止めるのに数週間がかかりました。振り返ってみるとインターネットの成長が翻訳業界を変えたことは間違いないと分かります。この記事では敵のメッセージのみに焦点を当ててきましたが、このゲームのあちこちが小さな引用やオマージュで埋め尽くされていると確認しています。他の敵があまり知られていない些細な引用やオマージュを持っている可能性もあります。もしそうであれば、私はいつかそういったものでさえカバーしたいと考えています。私は記事を書くにあたり沢山の事を学べ、日本のゲーム開発者がどれほ面白いことをやってのけていたのかを発見できてうれしく思います。

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